ジャンプの種類(サルコウ)
フィギュアスケートをテレビで観ていますと、サルコウという言葉も必ず出てきますよね。これも、ジャンプのひとつなのです。比較的難易度は低いとされています。
と言いますのも、前回ご説明いたしましたループやトウループと同じように、ジャンプする直前の身体の進行方向が、ジャンプの回転方向と同じだからです。
ということは、滑走してきた勢いを、そのままジャンプに生かしやすいということになります。
さて、それでは、サルコウの見分け方をお話いたしましょう。
これは、左足の内側のエッジで滑走しながら、右足を前上方に振り上げて跳び上がりますので、その瞬間に内股がハの字の形になるのです。
これも、テレビでよく観ていれば見分けがつくと思います。
サルコウも、トウループの次に4回転に使われるジャンプです。
かなり以前のことになりますが、女性で初めて4回転ジャンプを決めた安藤美姫選手が、そのときに使ったのもこのサルコウだったのです。
さて、ここまでジャンプの難易度ですとか、見分け方など色々と説明してまいりましたが、お分かりいただけましたでしょうか。
既に次のフィギュアスケート選手権が待ち遠しくなっているのではないかと思います。
次回に全て見分けがつくまではいかないかもしれませんが、解説を良く聴きながらそれぞれチェックしてみてください。
5~6回も観れば、かなり見分けがつくようになっていると思いますよ。